前回からの続きです☺︎
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意外なとこにも影響を与える革製品/レザー
アニマルライツ(動物の権利)の観点意外にも、革製品を支持することは意外なところにも大きな影響を与えています。
屠殺場では日本の場合、牛さんの頭に針を打たれ脳しんとうを起こしている間に生きたまま切られ、眉間にワイヤーを通されたりフックにかけられ、バシャーっと大量の血が抜かれ皮を剥がされていきます。
皮は剥ぎ取られ、革製品へ。
お肉は食肉へと姿を変えます。
爬虫類の革などは主に皮を目的とした養殖・捕獲が行われているそうです。
ワニに関しては昔は皮のみが使われてあとは廃棄されていたのですが、最近ではお肉も食べるようにされているようで中国では健康に良いとよく食べられているとか。
どの生き物も剥がされた後は塩漬け→鞣(なめ)される工程を経て市場に出回ります。
そのほとんどが国外で鞣されてるようですが、その理由としては
- 人件費が安く済む
- 日本では排水処理の基準などの関係で鞣せる工場が少ない
この2つが大きいようです。
革を鞣す工程では様々な薬品がた〜くさん使われるそうで、環境への影響は避けれません。
日本では排水処理の基準が厳しいけれど、海外ではできてしまうというのは、どうなんだろうと感じてしまいます。
海は全部繋がっているわけで...むしろ排水処理の基準が低い国だったら、もっと多くの悪いもの流れ出てるんじゃないかと思ってしまいます。
また鞣すために海外に輸送したり、また日本に輸送したりといった面でも環境に良い点が見つからない。
たしかに革製品はとても丈夫です。
殺した動物の皮さえも余すことなく使い、革製品として命を吹き込み長く使うことは素晴らしいと思います。
ですが、2020年現在の先進国では栄養源は豊富にあり、100%をお肉に頼らなくても上質なタンパク質や栄養が取れるのです。
なんならサプリメントも選びたい放題です。
革製品に劣らないほどのヴィーガンレザー (フェイクレザー)や本物と見分けのつかないほどのファーを作る技術もあります。
地球上の人口は現在の77億人とされていて、これから数十年で約85億人に、さらに2050年までにほぼ100億人に達する見込みです。
今の地球では家畜のシステム、ソイルの問題、海洋プラスティック、その他人間が撒いた問題の数々の種が大きく成長し続けているのです。
大きく伸び続けている問題たちを刈り取るべき時が来ているのは間違えありません。
刈り取れないほど深刻な問題や、時すでに遅しな問題もたくさんありますが、今からやるのとやらないのでは地球の未来は大きく変わっていきます。
環境問題や人種差別、種差別、アニマルライツ...2020年は大きく変化を見せていますよね☺︎
これまでの"あたりまえ"を見直し始めた人が世界中で増え続けています。
私は臓器に荷物を入れてウキウキお出かけしていた
私達が買うものは、誰かの/どこかのサポートとなっています。
買い物は自分の欲しいものを得るのと同時に、投票でもあります。
毛皮や革製品の実態を知った上でそれでも革製品をあえて選びたいと感じますか?
私の答えは、No.
とか言って、私は本当に様々な革製品を持っていましたの。
ぶっちゃけマウスパッドまでも革製品でした。←おい
奮発して買った本革のライダースジャケットの丈夫さと温かさといったらまったく素晴らしいです。
ですが、生産過程を知ってからというもの、私にはすっかり魅力的なものには見えなくなってしまったのです。
例えそれがどんなにお洒落でも
どんなにトレンドでも
どんなに丈夫で美しくても、です。
上質なレザーのお洒落なハイブランドのバッグを持っていても、もはや死骸の一部をもって歩いてるようにしか思えなくなってしまった。←
皮膚は体の中で一番大きな面積を持つ臓器。
私は臓器を鞣したお洒落な見た目のバッグにウキウキと荷物を入れて上部だけの満足をしていたんだだなぁと気づいた時に、
世の中の当たり前や人間の在り方などというのは、人口が増えるのと同時に少しずつ自然のサイクルとかけ離れてきたんだろうと感じました。
だからといって今持ってるのを捨てるというのは何の解決にはならないと思ったので、ジャケットは大切に着つぶすことに。
メイクブラシはメンテナンスしながらダメになるまで使い潰すことに。
バッグ類は使ってくださる方に全て格安でお譲りしました。
私は今後の人生で革製品・毛皮製品へのサポートは一切しないでしょう。
何かを買う際にはヴィーガンブランドや地球や命について考えてくれているブランドや企業にお金というエネルギーを回します。
近年では人々の意識は大きく変わってきていて、ハイブランドも次々と毛皮の使用を廃止しています。
次の記事そのあたりに焦点を当てたお話をアップします☺︎