前回からの続きです☺︎
▽前回の記事はこちら▽
時代と共に変わりゆくハイブランド
近年、リアルファーの使用をストップするハイブランドが多くなっています。
そんな流れの中で必然的に多くの毛皮の工場や農場が閉鎖されてきました。
現在ヨーロッパでは毛皮生産自体を禁止さる法律も制定も存在します。
日本でも2016に最後のミンク農場が閉鎖となったり、ゆっくりとですがこの10年で様々な変化が起こっているようです。
人々の価値観も変わり、毛皮を支持する人が少なくなってきているためと言えますね。
時代や人々の意識の変化に伴い、生き残るために企業もビジネスの在り方を変えていきます。
ファッション界は動物の命や環境に多大な影響を与えているので、いち早く変化が求められる業界の一つとされています。
有名どころでいうと、STELLA McCARTNEY(ステラマッカートニー )は革製品も毛皮も動物性のものは使用しません。
✴︎ステラマッカートニーの公式ページ
エコロジストとして有名なデザイナー、ステラ・マッカートニーは幼少の頃からベジタリアンで、彼女のブランドに革製品や毛皮といった動物性のモノは使用は無し。
シルクはピースシルクを使用。
彼女はファッションに使用される動物の皮には腐敗を防ぐための有害な化学物質がたんまりと使われていることで、"自然の産物"というイメージとは正反対のモノであることなども訴えています。
しかもデザインもえらい可愛いです☺︎
✴︎画像クリックでAmazonに飛ぶので商品詳細が見れます
ステラマッカートニー意外にもお洒落なヴィーガンブランドは沢山あるので、また別記事での紹介を計画しています☺︎
犬革のバッグも流通していた
日本では大きく話題になってないのかも知れませんが以前あるブランドが犬の革をジャケットやバッグに使っていた事実が判明したそうです。
タグによると羊革と記載されていたのですが、実際は中国で多くの犬が革製品へと姿を変えていたとか..
もし自分がそんなもの嬉しげにもってたと想像したら....
すぴーちれす。
他にも中国から輸入した毛皮や革をイタリアで製品にして、タグにはイタリア製と記載してあることもあるそうです。※実際に調査が行われ、中国から輸入したものが使われていることか判明しています。
私達はどうしてもタグに記載された商品情報を信じるしかないのが現実ですが
今持ってる革製品も店頭に並ぶあのバッグも、もしかしたら猫や犬かもしれない可能性はゼロではない。
でも、犬だとしても猫だとしても
牛でも馬でも羊でも、同じですね..
私は、人種差別も種差別ももう充分だな。
全ては把握できなかったとしても、わたし達は製品の背景を"知ろうとする"ことができます。
自分が欲しいものやお金を出すもの、使っているものについてもっと知ることが大事だと思います。
それはどこからきて
何でできているのか、
何にどんな影響があり
何が犠牲になっているのか。
そして、それを買うことで自分はどんな企業をサポートしていることになるのか。
自分の人生とはかけ離れた問題のように思いがちですが、物事は全て繋がっています。
プラネットBは存在しない。
私は人間という生き物が創り上げてきた歴史のなかで、利益のことが最優先されている"エゴ"こそが自然を壊し、動物や人々の権利を奪っていると感じています。
人間って賢い脳を持ってるけど、同時にクレイジーなほどクレイジーな部分がある生き物。
誰が悪いとかそういう話をしたいわけじゃなくて、
育った環境にあったことを疑問にも思わないことがずっと連鎖されてきたことの結果でもあると感じています。
太陽や月、地球、他の生き物たち、"全てのバランス"があるお陰で、私たちは進化してこれて今もここに存在しています。
確かに人間って他の動物とは大きく異なる知能がある生き物かもしれないけれど、だからといって地球上で1番偉いわけじゃない。
むしろ知能があるからこそ、地球も他の生き物も守っていく側でありたい。
今、自然の一部として生きていないのはココ(地球上)では人間だけ。
今この時代に異常な数の命が人間の都合でつくられて、殺され、破棄されてること
代替え品があるのにまだ命を装飾品として使っていること。
またそれによってエネルギーは余計に使われ、排水や汚物により海は必要以上に汚染され続けていること...
シンプルに考えて支持したい点がない。
『地球だめになったから違う星に移ろぜ』っていうオプションも無い。
プラネットBは存在しない。
最近は人々や世界中の動きを見ていると
地球や環境、動物、人間、全体を考慮した方向に進化と変化をしていく時代になっていると感じます。
世界中で多くの人が環境保護や動物の権利のために日々アクションを起こし、多くの人々が様々な研究や開発をしてくれています。
私も日々の中で自分ができることし続けたいです。たとえそれが小さな小さなことだとしても。
最後に伝えたいこと
私がこんな風に毛皮や革製品についての記事を書くことで、毛皮や革製品に関わるお仕事で生計を立てている人々や、その職に情熱を捧げている方々を批判をしたい気持ちは1ミリもありません。
書いていることはあくまでも私の個人的な観点からのもの。
十人十色、色々な価値観があり自分と異なる価値観を否定したりジャッジしたい気持ちも全くありません。
何をどう考え、何を取捨選択していくのかも個人の自由です。
私自身が様々な人の思考を見たり聞いたりすることがでインスピレーションや刺激を受け、多くのことを学ぶタイプなので、
私の思考や紡ぐ言葉が誰かのインスピレーションにつながったり、興味を揺さぶるきっかけなどになれば嬉しいなと、ただそれだけ!
長々読んで頂きありがとうございました☺︎